脚本を書くとき、
守っていること。
伸びない動画は、たいてい同じところで止まります。映った瞬間に宣伝だと判定されれば、中身は見られません。途中で飛ばされれば、配信そのものが絞られます。1本で終われば、当たった理由も外れた理由も残りません。だから脚本は、最初の1カットから設計します。以下は、そのときに守っていることです。
原則は、10あります。
自社アカウントの運用と企業案件の制作で、直しながら残ってきた原則です。企画の打合せでは、この原則を貴社の業種に翻訳するところから始めます。
1.勝負は3秒ではなく、0.5秒
宣伝だと認識された瞬間、中身を見る前にスワイプされる。作り込みの丁寧さはこの0.5秒には届かない。
2.完視聴率が、配信量を決める
アルゴリズムは"物語"を選ぶ。飛ばされる動画は配信されず、完走される動画だけが届く。
3.転転転結。感情は3点で設計する
冒頭のツカミ、物語の展開、感情のピーク。この3点の振れ幅を先に決め、セリフはあとから書く。
4.冒頭5秒は1.5カット/秒
テンポは感覚ではなく数値で決める。5秒1カットは縦型では成立しない。
5.セリフは15文字以内、尺は8掛け
日本語は1秒4〜5文字。間とリアクションのために、セリフ総量は尺の8割に抑える。
6.ブランドは冒頭に出さない
名前もロゴも、生活の中の一場面として中盤に入れる。最後の行動は画面の中で見せる。
7.引き継ぐのは題材ではなく、設計原理
社会派の題材そのものではなく「完走させる構造」を御社の業種に翻訳する。
8.知名度ではなく、演技力で選ぶ
タレントの人気に依存しない。表情で引き込める俳優を選び、サムネイルは感情のピークを切り取る。
9.数字を約束しない。ものさしを合意する
再生数の保証はしない。初回打合せで「何をもって成果とするか」を先に合意する。
10.リスクは完成後に消すのではなく、企画段階で除く
景表法・薬機法・著作権・肖像権は、できあがった動画の確認ではなく企画の段階で外す。
一つずつ、書いています。
原則のそれぞれを、なぜそう考えるのか、どう使うのかまで書いた連載です。
弁護士が脚本を書くと、何が変わるか
専門知識を「武器」としてクライマックスに置くこと。そしてリスクを完成後ではなく企画段階で外すこと
ブランドは、冒頭に出さない
商品名を出す位置とやり方で、同じ映像が「広告」にも「物語」にもなる
冒頭5秒は、1.5カット/秒
テンポを「なんとなく速く」で決めない。実測から出した、縦型ドラマのカット密度
転転転結。感情は3つの点で設計する
セリフを書く前に決めるもの。ツカミ、展開、ピークの振れ幅と、その配置
完視聴率が、配信量を決める
バズは狙って起こせない。狙えるのは「飛ばされない構造」だけ。アルゴリズムが物語を選ぶ理由
3秒フックは、もう遅い。勝負は0.5秒です
縦型ショート動画で本当に起きていること。丁寧に作った冒頭が、なぜ見られる前に消えるのか
この考え方で、貴社の台本を書きます。
オンライン60分のヒアリングをもとに、目的と指標の確認、ペルソナ重複判定、企画3案、第1話の台本、決裁者向けサマリー1枚までを無料で作成します。制作の発注とは切り離してご判断いただけます。