3秒フックは、もう遅い。勝負は0.5秒です
縦型ショート動画で本当に起きていること。丁寧に作った冒頭が、なぜ見られる前に消えるのか
このノートが扱う原則: 原則1
引用した作品・データ: 自社70本の運用データ
ショート動画の教科書には「冒頭3秒で引きつける」と書いてあります。私も最初はそう教わり、そう書いていました。自社メディアで70本を投稿し、数字を毎日見続けて、考えを変えました。勝負は3秒ではなく、0.5秒です。
視聴者はフィードを親指でめくりながら、映った瞬間に「これは宣伝か、それ以外か」を判定しています。宣伝だと認識された瞬間、中身を見る前にスワイプされる。3秒あれば説明できる、というのは作り手の都合で、視聴者は3秒も待ってくれません。作り込みの丁寧さは、この0.5秒には届かないのです。
では0.5秒で何ができるか。説明はできません。できるのは「状況を見せる」ことだけです。誰かが困っている顔。ふつうではない場所にいる人。言い終わっていないセリフ。視聴者が「これは何の話だ」と一瞬で問いを持てば、指は止まります。逆に、ロゴ、商品名、整った字幕、きれいなイメージ映像は、どれも「宣伝だ」と判定される材料になります。
私たちの脚本では、1話の最初のカットを決めるのに、全体の構成と同じくらい時間をかけます。ここを外すと、後ろに何を書いても見られないからです。
御社ならこう使う
商品やサービスの説明から始めない。御社のお客様が実際に困っている「場面」から始める。最初の0.5秒に映っていていいのは、人の表情と状況だけです。
次のノート
指が止まったあと、なぜ「最後まで見られるか」が数字を決めるのか。次回は完視聴率の話をします。
この考え方で、貴社の台本を書きます。
オンライン60分のヒアリングをもとに、目的と指標の確認、ペルソナ重複判定、企画3案、第1話の台本、決裁者向けサマリー1枚までを無料で作成します。制作の発注とは切り離してご判断いただけます。